天国へ旅立った娘との夢を叶えるために、辿り着いた場所。
それは、私が保育の仕事に携わるようになり、20年という歳月が経とうとしていた頃。娘が自分も将来は保育士になりたい、と言いだしたのです。私は嬉しくて、その夢を全力で応援しようと思っていました。しかしそんな矢先、娘の癌が発覚。わずか20歳という若さで、ひとり天国へ旅立ってしまいました。
悲しみに暮れていた私を動かしたのは、彼女が生前に残した「いつかお母さんの園で働きたい」という言葉。その想いに応えるために「園長になって、自分の思い描いた保育園を作ろう」と心に誓います。そんな時に出会ったのが、リビングプラットフォームでした。保育に対する考え方はもちろん、福祉にかける情熱、一人一人に寄り添う姿勢にも共感し、ここならきっと娘にも働きたいと言ってもらえる保育園が作れると確信したのです。